《今月の“歯っ”とするお話》VOL.73

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◆◆ 歯医者さんの繁盛便り《今月の“歯っ”とするお話》

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                     2017/10/10発行 Vol.73

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○口から考える認知症

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厚生労働省研究班の報告によれば、わが国の65歳以上の高齢者の4人に1人が

すでに認知症か、認知症予備軍といわれています。認知症が日本の未来に関

わる重大な社会問題として関心を集めているなか先月の18日、ハート・リン

グフォーラム2017in東京「口から考える認知症」が敬老の日に合わせて開催

されました。主催は認知症にやさしい社会を目指すNPO法人ハート・リング

動で、当日は400名を超す方々が参加されました。

このイベントでは「噛む」「飲み込む」「話す」といった口がもつ機能と認

知症の関わりなどをテーマに、各界の有識者たちが講演を行いました。講演

のなかで慶応義塾大学商学部教授の清家篤氏は、本格的な高齢社会を支える

のは高齢者自身であり、第4次産業革命と呼ばれる技術革新により、高齢者の

健康寿命・職業寿命・資産寿命・消費寿命を伸ばすことが可能であると強調。

また、東京医科歯科大学大学院の地域・福祉口腔機能管理学分野教授である

古屋純一氏は、口から食べる楽しみを守ることの重要性について解説を行い

ました。

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◆ 今月のヒント

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自然治癒力を重んじ、食事こそがなによりも重要と説き、「医学の父」「医

聖」「疫学の祖」などと称される古代ギリシアの医者・ヒポクラテスは、さ

まざまな名言を残しています。

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」

「言葉は暗示として、人間の身体に備わっている自然治癒力を促進させる効

果がある」

「歩くことは人間にとって最良の薬である」

「筋肉を充分に使っている人は病気にかかりにくく、いつまでも若々しい」

「心に起きることはすべて体に影響し、体に起きることもまた心に影響する」

食べる、話す、動く、笑うといったことがいかに健康に大切なことかがうか

がえる言葉です。

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○ひと口ギャグ

某大学・ギリシア哲学のゼミにて。

教授「ソクラテスが好きだった花は?」学生「サクラです」

教授「ソクラテスが好きだった食べ物は?」学生「イクラです」

教授「君はなんという学生だ?」学生「戸倉です」

教授「出身はどこだ?」「小倉です」

教授「寝るときに頭の下にするものは?」学生「マクラです」

 

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